日本人の2人に1人ががん(悪性新生物)に罹患している(※1)と聞くと、不安に感じ何らかの対策をしなければと考える人は多いと思います。
がんに対する備えといえば、がん保険が真っ先に考えられるでしょう。令和3年度生命保険に関する全国実態調査(生命保険文化センター)によれば、全世帯の66.7%ががん保険やがん特約に加入(※2)しています。つまり日本人の3人に2人はがん保険に加入しているということになります。
しかしながら、がん保険は一度加入してしまえばそれで一生涯安心というわけではありません。がん保険に限らず生命保険は定期的に「見直し」をされる方が良いかと思います。
例えばずっと以前に加入したがん保険では、万が一の時に十分な保障を受けられない可能性があることをご存知でしょうか?
また、がん保険は医療環境に合わせて各保険会社から新商品が次々と発売されていることをご存知でしょうか?
今回は、がん保険の見直しの必要性とそのメリット・デメリットを解説します。そして、がん保険を見直しする際に気を付けたい4つのポイントについても詳しく解説していきます。
この記事を読めばがん保険の見直しに関する不安の多くは解消されるでしょう!
※1.国立がん研究センター がん情報サービス「最新がん登録・統計」罹患データ(全国がん罹患データ推計値(2016~2019年))データに基づく)
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
※2.(公財)生命保険文化センター:「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/sokuhoubanR3.pdf
がん保険の見直しの必要性は?
結論から言いますと、がん保険の見直しは必要と考えます。ただその前提として、保障内容が実態に合っているかどうかの定期的な確認は言うまでもありません。
なぜなら、がんに関する医療環境とがん保険は年々変化しているからです。TVや新聞で新薬開発や新しいがん検査方法などのニュースを耳にすることがありますが、医療業界は正に日進月歩です。
したがって、昔の医療環境に合わせたがん保険に加入している場合、がんになった時に必要な保障が受けられないことがあるかもしれません。
日本ではじめてがん保険が誕生したのは1974年11月です。その頃がんは不治の病とされていて、治療といったら入院して手術をするくらいしかありませんでした。この傾向は1990年台後半まで続いていきます。
しかし、2000年を過ぎた頃から抗がん剤治療や放射線治療・免疫療法など、がんを治すための治療方法が増え、入院だけでなく通院による治療が増えてきました。
また、手術に関しても内視鏡手術や腹腔鏡手術のような開腹手術よりも身体への負担が少ない新しい技術が確立され、これらによって日帰り手術や1日~2日の短期入院の手術も珍しいものではなくなりました。
最近のがん医療事情をみると入院日数は毎年のように減少し、通院治療がメインになってきています。
厚生労働省の統計調査によると、がんの平均入院日数は年々減少傾向にあり1996年に46日でしたが、2020年には18.2日まで少なくなっています。また、2008年から入院患者数よりも外来(通院)患者数が上回っています(※3)。
もしあなたが以前に加入したがん保険が入院保障のみのままだったとすれば、がんになって例えば通院治療をしても十分な保障を受けることができないかもしれません。
「見直し」というがん保険のメンテナンスをすることによって保障内容がより安心できるものとなるため、既にがん保険に加入されている方も、定期的な見直しは必要なのです。
※3.厚生労働省:「 令 和2年(2020)患者調査( 確定数)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/20/dl/kanjya-01.pdf
がん保険見直しのタイミング
一度加入した「がん保険」について、定期的に見直しが必要なのはご理解いただけたかと思います。
それでは、どのようなタイミングでがん保険の見直しをすべきでしょうか?
医療環境に応じ、さまざまな「がん保険」が開発され発売されています。どこかの会社で新商品が発売される度に、見直しをする訳にもいきませんので、ライフステージに合わせてがん保険の見直しのタイミングを決めておくことをおすすめ致します。
新規契約時から4年以上経過している場合
がん保険には、保険期間が一生涯続く「終身型」と期間が定められている「定期型」があります。ご自身がどちらに加入しているのか理解することが大事です。
「定期型」の場合、保険期間が「5年」「10年」と定められ自動で更新するタイプもあります。更新通知などを見過ごして、うっかり自動更新されていた、ということもありますので4年に1度程度は「がん保険」について見直しされてはいかがでしょうか?
ライフステージに変化があった場合
生命保険は、基本的にライフステージに変化があった際に見直しすることをおすすめしております。
がん保険も当然そうなりますが、ライフステージの変化に加えて、年齢や検診のタイミングなども見直しの目安に加えることをおすすめ致します。
例えば、全国健康保険協会(協会けんぽ)では、35歳以上の被保険者に生活習慣病予防健診の受診をすすめています。この健診には、労働安全衛生法に基づく健診にはない、胃がん検診が含まれます。
また、国は、がんによる死亡率が減少する効果が認められている乳がん検診として、40歳から2年に1回、問診とマンモグラフィ検査(乳房エックス線検査)を推奨しています。
検診が推奨される年齢になる前に、がん保険についても、しっかりと見直しを検討するタイミングと捉えてもらえればと思います。
がん保険の見直しの2つのメリット
ここからは、がん保険の見直しを行うメリットについて解説していきたいと思います。
上述の通り、がん保険の見直しは必要です。では見直しを行うことによって具体的にどのようなメリットを私たちは受ける事ができるのでしょうか。がん保険の見直しを行う2つのメリットについて順を追って解説していきたいと思います。
年齢やライフステージに合った保障に切り替えられる
人生には多くの節目があり、その都度生活環境も変わってきます。それに合わせて生命保険も見直しますよね。
例えば、結婚して子供が生まれたばかりのライフステージでは家族に対する責任が生まれますので、自分にもしものことがあった時に家族を守る保障が必要になります。
子供が成長して受験を迎えるというライフステージになると、家計の中で教育費や食費の占める割合が大きくなり、大きな保障額を維持しつつも保険料を抑える必要がでてきます。
このように年齢やライフステージによって必要な保険の内容や形は変わってきます。
見直しをすることで、適正な保険料で必要な保障を確保することができ、安心して生活を送れることがメリットとなります。
がん保険も同様に見直しをすることによって、年齢や家族構成によって変化してくる必要な保障を確保し保険料も適切に設定することができるメリットを享受することができるのです。これは非常に重要なことです。
保険料を抑えられる可能性がある
2つ目のメリットとして、がん保険の見直しをすることで保障内容を充実させながらも保険料も抑えることができる可能性があります。
ここでは、今まで長年にわたり相談頂いている経験から「こんなことがありましたよ」という見直しの具体例を交えてお話しさせて頂きます。
[例]
相談者 | 既婚の40代男性 |
---|---|
当時加入されていた保険 | 20年前に加入した終身がん保険、保険料は月額約5,000円 |
相談理由 | 保障内容が今の医療環境や自分のニーズに合っているか気になったから |
保障内容を分析すると、相談者が気にされていた通り、現在の医療環境にそぐわずこの方が必要と思われていた保障内容と異なっている保障が見つかりました。
そこで改めて必要な保障を厳選した上でこの方のニーズに合った終身がん保険へ切り替えることになりました。
また保険料も、20歳年齢が高くなったにもかかわらず支払方法を見直す(短期払から終身払)ことで少しではありますが安くなりました。ニーズに合った保障内容になっただけでなく保険料も安くなり相談者とその奥様には大変喜んで頂いたことは言うまでもありません。
このように、がん保険の見直しを行うことによって、現在の医療環境に対応した保険へ切り替えられる上に、保険料も抑える事ができる場合があるのです。
保険料を抑えるポイントについて、詳しくはこちらでも説明してあります。
がん保険の見直しの2つのデメリット
ここまで、がん保険の見直しを行うメリットについて解説してきました。万一の時に必要な保障を受けるためには見直しが必要不可欠であるということをご理解いただけたのではないでしょうか。
一方で、がん保険の見直しを行うデメリットも存在します。ここからは、がん保険の見直しを行うことによる2つのデメリットについて順を追って解説していきたいと思います。
免責期間(待期期間)が発生する
見直しをしてがん保険に新たに加入する場合、ほとんどの場合免責期間(待期期間)があることに注意が必要です。
多くのがん保険は、加入してから90日間の免責期間(待期期間)が設定されています。この90日の間にもしもがんと診断確定された場合は、がん保険の契約は無効となり、給付金等を受け取ることはできません。
つまり、保険期間の始期から90日間(3ヶ月)はがんになっても保障されないということです。
このような保障の空白期間をなくすためには、以下の対策が必要です。
- ①以前のがん保険契約と新規がん保険契約を90日間ダブルで加入する
- ②免責期間(待期期間)の無い保険商品を選択する
- ③前契約条件付解約手続きをする
※②と③は特定の保険会社と保険商品によります。
がん保険の待期期間については、詳しく解説してあるこちらの記事もご覧になってください。
新しいがん保険に加入できない可能性がある
新しいがん保険に加入する場合、最も注意が必要なのは新たに加入できない可能性があるということです。
新しくがん保険を契約する際には再度診査があり、健康状態によっては保険会社から加入を断わられる可能性があるのです。
実際にあったケースですが、40歳の既婚男性で10年程前にがん保険に加入されていました。更新の案内が来て保険料が想像よりも上がるのでがん保険を見直し、新しいがん保険の契約手続きをしました。
この男性は、大丈夫だろうと思って新しいがん保険の診査結果が出る前に今までのがん保険を解約してしまいましたが、新しいがん保険の診査結果は、残念なことに健康上の問題があるとのことで加入することができませんでした。
今までのがん保険を解約してしまったこの男性は、新しいがん保険契約の診査が通らなかったため、可哀そうなことにがん保険については無保険という悲惨なことになってしまいました。
せっかく今までがん保険に加入していたにも関わらず、保障を受けられなくなってしまっては元も子もないですので見直しをする際には注意するようにしてください。
がん保険の見直し時に気をつけたい4つのポイント
ここからは、がん保険の見直しの際に必ず気をつけたいポイントを4つに分けて、それぞれ詳しく解説していきます。
ご自身のニーズにあっている保険か
気をつけたい1つめのポイントは、「ご自身のニーズにあっている保険かどうか」です。
がん保険の主な保障内容をご紹介します。現在加入しているがん保険で保障されているかどうか、見直しのポイントに注意しながらチェックしてみましょう。(あくまでも一般的な内容となります。ご加入されている保険の詳細については保険会社へ確認しましょう)
がん保険のおもな保障内容
保障 | 主な保障内容・特徴 | 見直しのポイント | おすすめの保障内容 |
---|---|---|---|
がん診断給付金 | がんと診断された場合に一時金を受け取れる 1回につき10万円~300万円等 |
上皮内新生物でも保障されるかどうか 複数回受け取れるかどうか |
1回につき100万~300万 上皮内新生物でも保障 複数回無制限に受取可能 |
入院給付金 | がんで入院した際に受け取れる 1日あたり5,000円~50,000円等 |
入院の日数制限があるかどうか 給付金日額設定は妥当かどうか |
入院日数は無制限 給付金日額は10,000円以上 |
手術給付金 | がんで手術をした際に受け取れる 手術の種類に応じて入院給付金の10倍~40倍等 |
支払い対象にならない手術があるかどうか | 支払対象手術が多く給付倍率も高いもの |
通院給付金 | 退院後に通院した際に受け取れる 1日あたり5,000円~15,000円等 |
入院前の通院も保障されるかどうか 通院の日数制限があるかどうか |
給付金日額5,000円以上 入院前の通院も保障 |
先進医療特約 | がんで先進医療の治療を受けた際の技術料 通算で1,500万円~2,000万円等 |
保険期間は更新型か終身型か 交通費や宿泊費が保障されるかどうか |
給付金総額2,000万円 保険期間は終身型 交通費や宿泊費も保障される |
保険料払込免除 | がんと診断されたら以降の保険料が免除になる | 払込免除の対象になるがんの種類があるかどうか | がんの種類を問わず払込免除 |
治療費用 | 実際にがん治療に要した費用が保障される | 保障される限度額があるかどうか 自由診療も保障されるかどうか |
治療費用を無制限保障 自由診療も保障される |
みなさんが現在ご加入中のがん保険で保障されている内容がいくつかあったのではないでしょうか。
また、もしかしたら保障されていないものもいくつかあったかもしれませんね。
改めてご自身にとって必要な保障と不要な保障を厳しい目で仕分けしてみましょう。
保障内容の詳細は、こちらの記事で詳しく解説してあります。
保険金額が十分か
ご自身に必要ながん保障の仕分けが終わったら、2つ目に重要になってくるポイントは保険金額等が適切かどうかという点です。
がん保険に加入していたけれど万が一の時に保険金や給付金が足りなかったというのでは保険に加入した意味が減少します。
また、保障内容を厚くしすぎて保険料が家計を圧迫するようでは全くもって本末転倒です。
適切な保険金額や給付金額を設定するためには、がんの治療費がいくらくらい必要になるのか、公的保障からいくらくらい保障されるのか知っておく必要があります。
がんは進行度や部位によって、またはその治療方法によって治療費が大きく変わってくる病気です。
がんの治療費や公的保障については、こちらの記事で詳しく解説してありますので参考になさってください。
保険金や給付金がいくら必要なのかを適切に見極めることは非常に難しいことです。身近にがんになった方がいて、高い治療費に苦しまれる姿を見た経験のある方ならば尚更いくらに設定すれば適切なのかわからなくなりますよね。
保険金や給付金ががんと闘うためのファイトマネーとして十分かどうか、また支払う保険料は適切かどうかを厳しい目で見てジャッジしてみてください。
最近ではがんの治療費を無制限で保障するがん保険もありますのでご検討されるのもいいかもしれません。
また、がん診断一時金についてもいくらにすればいいかわからないという相談もよくあります。そこでまずはがん診断一時金を100万円に設定することを基本に考えて、再発に備えて複数回受け取れるかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
がん診断給付金(一時金)については、こちらの記事もご参考ください。
給付条件が厳しくないか
保険に加入していたのに、保険金や給付金を受け取ることができなかったとしたら大問題です。保険に加入する最大の目的は「保険金や給付金を受け取ること」です。
しかしながら、保険金や給付金を受け取れる条件は保険会社によって違いがありますので注意が必要です。
例えば「がん診断給付金」について考えてみましょう。
保険会社によっては、がんと診断されたら一時金を受け取ることができるものもあれば、治療を目的とした入院をしなければ受け取れないものもあります。
最近のがん治療は入院しないで通院で治療するケースが増えています。当然ながら診断確定で一時金を受け取ることができた方がうれしいですよね。
受け取るのに入院が必要ながん保険の方が、診断確定で一時金を受け取れるタイプのがん保険よりも給付条件は厳しいといえます。
また、がんは治療が終わっても再発が怖い病気です。再発した時にもしっかりと保障を受け取れるかどうかもポイントです。
保険会社によって「がん診断給付金」を受け取ることができる回数にも大きな違いがあります。「がん診断給付金」を加入期間中1度しか受け取れない保険会社もあれば、1年や2年に1度、複数回受け取れる保険会社もあります。
複数回支払いの給付条件も診断確定なのか、入院や手術が必要なのかにもご留意ください。
初期のがんである「上皮内新生物」も保険会社によって給付条件が異なります。
例えば「上皮内新生物」の場合でも「悪性新生物」と同様に「がん診断給付金」を100%受け取れる保険会社もあれば「上皮内新生物」の場合は「悪性新生物」の際に受け取れる額の10%になる保険会社もあります。
中には「上皮内新生物」は給付の対象外と定めている保険会社もあるので注意が必要ですね。
先進医療保障があるか
気を付けたい4つめのポイントは、「先進医療」の保障があるかどうか」です。
皆さんの中には、がん治療において「先進医療」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先進医療に対する費用は基本的には全額自己負担ですので負担が高額になるかもしれません。その先進医療に対する技術料を保障してくれるのが先進医療保障です。保険料は一般的には100円/月~200円/月となっています。
先進医療の対象となる療養は厚生労働省が認めたもので、定期的に見直しが実施されています。さらに療養毎に受診できる医療機関が定められているので注意が必要です。
また、先進医療保障は特約として他の医療保険等に付保されていることが多く、重複加入に注意が必要です。基本的に同じ保険会社で先進医療特約を重複して加入することはできませんが、保険会社が違えば重複して加入している可能性があります。
ただこの場合でも、ダブルで保障されるかどうかは保険会社によって規定が異なりますし、多くの場合通算2000万円まで保障され金額的にも十分なことから重複して加入されるのはあまりお勧め致しません。
先進医療保障の詳しい内容については、こちらの記事もご参考ください。
がん保険の見直しに関するQ&A
がん保険の見直しの方法は?
がん保険の見直しをしようと考えた場合、どのような手続きが必要になるのでしょうか。
時系列にみていきましょう。
- 自分のライフステージに合ったがん保険の必要保障額の算出と必要な保障内容の選択をし、算出した必要保障額と保障内容を現在加入しているがん保険のそれらと比べてみる
- その結果、必要に応じて次の手順でがん保険の見直しを実行する
- 算出した必要保障額と必要な保障内容と同じ条件のがん保険見積を複数の保険会社から入手して保険料を比較する
- 比較した結果、最も自分に合った条件の良いがん保険を選定する
- 新しいがん保険の契約手続きをする
- 新しいがん保険に免責期間(待期期間)がある場合、保障開始後に旧がん保険を解約する
免責期間(待期期間)中に旧がん保険を解約してしまうと、その期間にがんになっても保障を受けることができません。繰り返しになりますが、くれぐれも免責期間(待期期間)中に旧がん保険を解約しないようご注意ください。
注)最近では免責期間中の保険料を支払わなくてもよいという保険商品も出てきています。
新たに加入するなら終身型?定期型?
それぞれ次のような特徴があり、終身型と定期型のどちらに加入した方が良いかというのは難しい問題です。
保険タイプ | 保険期間 | 保険料 | 更新後の保険料 |
---|---|---|---|
終身型 | 終身(一生涯) | 比較的高い | 一定(更新なし) |
定期型 | 定期(10年等) | 比較的安い | 更新毎にup |
終身型は保険料も一定で保障も一生涯ですが、定期型に比べて保険料が高くなる傾向があり、また見直しのタイミングを逃しがちになり、日進月歩の医療環境に対応できなくなる恐れがあります。
その一方で定期型は更新時が見直しのタイミングとなることが多く気が付きやすい反面、更新毎に保険料が上がっていってしまいます。
どちらかを選ぶというよりも、可能であれば必要保障額の半分ずつを終身型と定期型の両方に加入されると良いでしょう。
まとめ
ここまで、がん保険の見直しについてその必要性から、メリット・デメリット、更には見直し時の注意点についても解説してきました。
しかし、いざ実際に見直しをしようと考えたときには想像以上に考えなければいけないことが多いと感じられることでしょう。
また、自分にとって最適ながん保険を見つけていくことは非常に難しいことです。そんな時は「保険のプロ」であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみてはいかがでしょうか?