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「保険料払込免除」の特約は必要?

医療保険

この記事を書いた人

吉本 忠男(ファイナンシャルプランナー)

京都生まれ、京都在住。1994年大学卒業後、銀行に入行。個人顧客への住宅ローン相談、法人顧客への融資業務など幅広い銀行業務に携わる。ある出会いがきっかけで、外資系生命保険会社へ転職。「一度しかない人生を少しでも安心して豊かに過ごして頂きたい」をモットーに、出会った方には全力かつきめ細かく家計相談やライフプランニング、個人保険販売を行う。12年の勤務の後、お客様への幅広い提案を求め現在に至る。プライベートでは4人の男の子の父親であり、教育・住宅・老後・家計簿診断など生活に密着した相談を得意としている。ほけんペディアにおいても、金融、住宅、子育てなど、自身の経験が生かされた記事が多い。また、マネーに関するセミナー講師をつとめるなど幅広く活躍中。
■保持資格:トータル・ライフ・コンサルタント
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保険加入の際にみなさんが比較検討するのは、保険料?保障内容?会社?担当者?などがあると思います。

今回注目するのは保険料。その保険料を払わなくてもいいそんな話です。

保険料払込免除特約とは

保険料払込免除特約。もう中国語並みに漢字が並んでいますが簡単に言うと条件を満たすと今払ってる保険料をもう払わんでえーよということです。

病気やけがで治療費がかかるうえに、仕事ができない、給料が減ったなど経済的な負担が大きくなったときに今後保険料の払いが無くなる。負担が無くなる。ほんまかいな!?どんな条件なん?ということで次は、その条件をみていきます。

免除の要件

一般的には、特定疾病保険料払込免除特約というものになります。またまた漢字だらけなんですが、特定疾病とは別名三大疾病とも言い、いわゆるガン・脳卒中・急性心筋梗塞のことを言います。

保険料の免除の条件として、ガンはガンと医師に診断確定されたら。脳卒中は、60日以上の言語障害など他覚的な神経学的後遺症が継続したと医者が判断した場合、また脳卒中の治療を直接の目的とした手術を受けたとき。

急性心筋梗塞は、60日以上の労働の制限を必要とする状態が継続したと医師により診断された時、急性心筋梗塞の治療を目的として所定の手術を受けたときなどが一般的です。

それ以外の要件としても要介護や障害状態・所定の就労不能状態など保険会社によって違ってきます。

特約をつける前に確認

保険料の払い込みが無くなるというのは、ありがたいことですしあって困ることはないでしょう。

ただ必要か必要でないかの判断は、大切です。

保険料

保険料のチェックポイントは、2つです。そもそもの保険料と特約の有無による差額です。そもそもの保険料については、この保険料が少ない場合免除いらんやん、払えるやんという金額には必要がないでしょう。

逆にこの金額を払い続けるのが負担に感じるなら免除が必要になるかもしれません。あとは、保険料免除をつけるつけないでいくらの差額がでるのか。

この二つがポイントになります。

払込期間

あともう一つが払い込みの期間です。終身で払い込みがあるものなのか、65歳までのように期限があるのか。

高齢になっても払い込みがある場合は、年金生活になり治療費も払いながら保険料を払うことになるかもしれませんので検討の余地ありですね。

まとめ

この保険料免除は、よく収入保障保険という生命保険や医療保険に付加されることが多いように思います。

収入保障保険は、保険料も高くなることも多いことや65歳ぐらいまでの保険期間が多いことから比較的特約の保険料も安いことからお付けするのも良いかと思います。

かたや医療保険は、難しいですね。

加入年齢や払込期間(終身払か否か)、差額の保険料などから考えますが終身払の場合、昨今の高齢化で何歳まで生きる前提か、何歳で保険料免除になったら元が取れるかみたいなことを考えないといけません。

ですのでご加入される方の考えや価値観によるところも多くあります。

大切なことは、特約をつけると保険料が上がります。ですので本当に必要かどうか支出と収入のバランスを考えてご判断することです。

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