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生命保険は入るべき? 20代の保険選び

生命保険

この記事を書いた人

宮脇 英寿CFP®資格

中学高校の数学教師を経てファイナンシャルプランナーの道へ。「100歳まで元気に生きるためのライフプランニング」が独身者、家族世帯を問わず好評である。年間100世帯以上の個別相談に対応しながら、確定拠出年金や住宅ローン、ねんきん定期便の見かた等各種セミナー講師も担当。プライベートでは中・高・大学生、3人の子どもの子育て中である。
■保持資格:CFP®資格住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士
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20代で生命保険の加入を検討するなら、どんなことに注意するべきなのか。保険の必要性から商品選択のポイントを解説します。

生命保険の基本を押さえよう

生命保険とは

保険は、「万が一」の事態に備えるひとつの手段です。

自分の身にふりかかる「万が一」のこと、とはどんなことでしょうか。癌などの病気になることや、交通事故などによるケガ、若くして亡くなることや働けない状態になること、火事に遭ったり地震や津波による災害に遭うことなど、私たちの身の回りにはたくさんのリスクが存在します。

それらの起こる確率が、どれも「一万分の一」である訳ではありませんが確率は低く、それでも遭遇すれば非常に困る事、それが「万が一」のケースでしょう。

そのような事態に対して、資金的な準備をすることができるのが、保険です。中でも生命保険は、「人の死や病気などによる経済的なリスクに備える商品」ということになります。

20代で生命保険に入る必要性は?

お金を蓄える

ライフプランニングの基本は貯蓄です。とは言うものの、お金は好きだけど貯蓄は苦手、という声もよく耳にします。では私たちは、何のために貯蓄をするのでしょうか?

前述した「万が一」のことというのが、予期していない起こる確率が低い出来事なのだとすれば、反対によくあること、人生のあらゆる出来事のために私たちは貯蓄しているのではないでしょうか。

具体的に言えば、「ライフイベント」における結婚・出産・子育て・住宅取得のためであり、「キャリアアップ」のための資格取得・語学習得・起業のためであり、「趣味」における旅行・車・楽器類・時計などの装飾品のためであったりするでしょう。

価値観はそれぞれでありまた多様化しているので、全ての人が同じ目的を持っている訳ではありませんが、将来自分が手に入れたいもの、経験したいことのために貯蓄する、という点は共通しているのではないでしょうか。

そこに想定外の「万が一」のことが起こると、私たちは貯蓄を、病気やケガのための治療費や一時的に減少する収入の補填に充てたりする必要が出てきます。

目的があってしていた貯蓄を予定外に支出することで、計画を先延ばしにしたり、大幅に変更したり、場合によっては諦めたりする必要が出てくるかもしれません。また貯蓄を始めたばかりであれば、そもそもそのようなアクシデントに対応できない時期もあるでしょう。

保険は、貯蓄があまりない時期の経済的なセーフティーネットであると同時に、大切な貯蓄を減らさないためのツールでもあるのです。

病気にかかるリスク

保険について検討する中で、悩みすぎて結論が出ず、結果的に友達と同じもの、同年代の同性が選んでいるものを選んでしまうことがあるようです。しかし、リスクには当然、個人差があります。

例えば、病気にかかるリスクについて対策を検討するならば、ご自身の現在の健康状態、生活習慣、そして遺伝情報などがポイントになるでしょう。

まず、定期的に健康診断を受けている方であれば、健康診断の結果票をチェックすることで、自分がどのような病気にかかりやすいかを考察できます。毎年の数値の推移や、所見の変化にも注意を払うべきです。

次に、食生活や運動、睡眠、喫煙、飲酒などの生活習慣は、健康に大きな影響を及ぼす可能性があることが立証されています。体質などの個人差もありますが、自分の生活習慣から病気にかかるリスクについても影響を考慮すべきでしょう。

最後に、自分と血縁関係にある方たちの病歴や死因について確認してみてください。父方・母方それぞれで、がんや高血圧、糖尿病などの病気の方はいないか、他にもよく聞く病気はないか、また発症は何歳の時でどのような状況だったのか、治療の経過も含めて可能な範囲で情報収集してください。

もちろん親戚に多い病気には必ずなる、という訳ではありませんし、逆に全く聞かない病気にかかる、というケースもあるでしょう。それでも遺伝による傾向を知ることはとても参考になります。

加入するなら、どんな保険を選べばいいの?

自分が何に備えたいかを確認

保険を考える時の最大のポイントは、商品から選択するのではなく、まず自分には何が必要なのかというニーズを整理することです。

収入と支出、資産と貯蓄のような経済的な情報に加え、健康状態や遺伝情報などの身体的な情報を整理しましょう。正確なデータを収集することで、どのような時に資金が不足するのか、保険で準備すべき保障はどの部分なのかが見えてきます。

また、民間の保険を選択する前に、国の社会保険があることを忘れてはいけません。それでも不足する場合には、以下のように民間の保険を利用することが選択肢となります。

死亡時に資金を残したい場合

死亡時の葬儀費用や整理資金などの一時金が必要な場合、または結婚して家族を養っていたり、単身でも誰かに仕送りをしていて、あなたの収入が途絶えた時に困る人がいる場合、死亡保障を考える必要があります。

国の社会保険としては遺族年金をチェックしてください。それでも不足額が発生するなら、民間保険の生命(死亡)保険への加入が選択肢になるでしょう。

病気やケガによる支出に備える場合

病気やケガによる治療費や、それによる収入減に備えたい場合、医療保障を考えることになります。

国の社会保険としては健康保険をチェックしてください。高額療養費制度などが大きな助けとなります。加えて、民間保険の医療保険やがん保険で補完することができるでしょう。

働けなくなった時の生活費を備える場合

病気や事故で一定期間働けなかったり、介護や障害状態となり中長期に働けなくなったりした時の収入減に備えたい場合、就業不能保障を考えることになります。

国の社会保険としては傷病手当金や、障害年金をチェックしてください。現在、民間保険でも様々な商品が販売されています。

中長期の目的に合わせた積立てをする場合

10年後に住宅を購入したい、子供が産まれたので15年後の学費に備えたい、30年40年先の老後資金を今から少しずつ準備したい、などのニーズがあれば、民間保険では学資保険や年金保険などの積立保険が該当するでしょう。予め設定した満期が来た時に積み立てた資金を受け取ることができます。

しかし、積立てについても、国や勤務先の制度で利用できるものがあるか、また保険以外の金融商品も数多くありますので、それぞれのメリット・デメリットをチェックして選択することが大切でしょう。

何歳の時に、どの保険に入ればいい、という明確な答えはありません。まずご自分のニーズは何なのかを明確にし、それに合わせて、必要な保障に、必要な金額で入ることが大切です。

ライフステージの変化

20代は生活が大きく変化する年代でもあります。就職、一人暮らし、結婚、出産、住宅購入など、人生の大きな節目を迎える方も多いでしょう。

またハッピーなことばかりではなく、単身赴任やリストラ、収入減や離婚、親の介護など、年代を問わず生活環境の変化が訪れることがあります。

そのような生活の変化は、家計のバランスを変化させ、それに伴って経済的なリスクも変化させます。今の自分には何が必要なのか、ということを定期的にチェックし、必要な保障内容と金額をその時々に合わせて調整していくことが重要です。

まとめ

今回は、20代を中心とした若い世代の方たちをターゲットに、保険を考える上でのポイントと選び方をお話ししてきました。

保険について初めて検討する、という方もいると思います。特に生命保険の商品は、加入すること自体が目的ではありません。自分に必要な準備は何なのかを整理し、過不足のないように準備するよう心掛けましょう。

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