プロFPによる保険無料相談実施中!
お電話でのお申込みは
0120-7976-21 [受付] 平日 9:00-18:00

生命保険の見直しのチェックポイントや注意点まとめ

生命保険

この記事を書いた人

杉村 和哉(ファイナンシャルプランナー)

東京都杉並区で生まれ、幼少期をニューヨークで過ごし、帰国後は茨城の大自然で育つ。2人の娘の父親。メーカーの国際営業として社会人をスタートしたが、人生をより豊かにしたいと金融の勉強を独学で始め、30代後半で大手外資系金融へ移り、FP資格を取得。大手ハウスメーカー提携FPとして、住宅購入資金・返済計画の個別相談を受けつつ、ライフプランをもとに教育、老後、将来の夢の実現に向け、経済的解決策をアドバイス。『話す』より『聴く』をモットーに、延べ1,000世帯以上をコンサルティング。趣味は、学生時代より30年以上続けるバンド演奏、キャンプやトレッキングなどアウトドア活動、ヨガなど。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士AFP資格相続診断士
この執筆者の記事一覧

ライフステージが変わった、経済状況が変わったなど、主にご自身の状況変化に応じて生命保険を見直す場面は発生すると思います。

生命保険は、ただ入っていればいいというものではありません。様々な状況変化に合わせて、必要な保障内容も変わってきます。

そういった場面で生命保険の見直しをする際は、見直しのポイントを押さえる必要があります。

結果的に損をしないために見直しの際の注意点を把握しておきましょう。

生命保険の基本的な見直しの方法

まず初めに基本的な見直し方法について確認していきたいと思います。

解約する

生命保険を見直そうと考えたときに、まず初めに思いつく方法として、保険契約を解約するという方法があると思います。契約の機能自体を失うことになります。

解約する場合の注意点は、この後詳しく見ていきますが、本当に解約していいのか? 解約のタイミングはいつがいいのか? など十分に注意して行ってください。

減額する

解約の他には、減額という方法があります。減額とは、契約の一部を解約して、一部の契約を残す方法です。

例えば、1,000万円の死亡保険金額の契約に加入されていた場合、全部解約すると1,000万円は0円になりますが、500万円減額であれば、500万円分の保険金は残り、また、それにより支払保険料も半分になります。

特約を解除する

別の方法として、特約の解約があります。保険契約は、主契約と特約から構成されており、特約は言わばオプションのようなものです。

保険加入時に、特約保険料が安いからとあまり考えず付けている場合もあります。解約や減額の前に、まずは、改めて特約内容を確認し、不要な特約は外す検討もしてみてください。

また、保険商品によってできる・できないはありますが、上記以外でも「払済(はらいずみ)」や「保険期間短縮」、「変換」など見直しの方法には様々ありますので、見直しの際には、ご自身だけで判断されるのでなく、是非一度、専門家に相談してみてください。

生命保険の見直しのチェックポイント

ここで皆さまにお伝えしたいこととして、そもそも何のために生命保険に入ったのかというポイントです。

生命保険加入にあたって、最も大切なポイントの一つが、「目的」です。この記事をお読みいただいている方は、すでに保険加入されてらっしゃる方でしょうから、その保険に加入された際も、何か目的を持って加入されたはずです。

よって、見直す際も、単に商品性や損得で判断されるのでなく、改めてご自身にとって保険加入の目的を整理してみてください。

その目的を果たす意味で、下記のようなチェックポイントを確認されるといいでしょう。

生命保険の金額が適正か

生命保険は、万が一の場合の経済的リスクをカバーするためのものですので、保険で儲ける必要はありません。

リアルに、ご自身に万が一のことがあった場合に、誰のためにいくら残してあげる必要があるのかを考え、適正な保険金額を決める必要があります。そのためにもオススメするのが、ライフプランの作成です。

自分に万が一の場合、家族の生活費はいくら不足? 配偶者の老後生活費は? 教育資金は? 住宅資金は?

一方、当てにできるお金はどれくらい? 預貯金、遺族年金、死亡退職金などなど。

その差額が必要保障額になります。簡便なライフプラン作成ツールであれば、インターネットで探すことも出来ますし、一生に関わることなので、専門家に見てもらうのもいいでしょう。

保険期間は適正か

いつまで保険を掛けるのか……保険期間の設定も大切です。目的とする経済的カバーの必要期間をしっかりと考えて、適正な期間をカバーしましょう。

例えば、一生涯の保障が必要な目的に、保険料が安いという理由で定期保険を選択するのは、本末転倒です。

定期保険は更新も可能ですが、いつかは更新できない時期が来ますし、また更新毎に保険料が上がっていくため、総額保険料ではかえって高くなることもあります。

特約は必要か

特約を付けるかも、大切なチェックポイントとなります。特約を増やすことで保障範囲は広がり安心ですが、安心を広げようと思えば、その分コストは掛かります。

安いから付けておこうという考え方は、チリツモで保険料を上げることになります。

安くても、キャッシュアウトはキャッシュアウト。その分もコストですので、本当に必要な保障なのかを考えてましょう。

ちなみに、判断に迷った時には、特約保険料の将来の支払予定分を積算して総額計算をすると良いでしょう。

その特約に総額でいくら支払うことになり、実際に万一があった場合に保険金をいくら受けとることができるのか? 計算してみると、いる・いらないの判断が付きやすい場合があります。

生命保険の見直しの注意点

生命保険を見直すことで、かえって不利益を被ってしまう場合もあります。そうならないよう、ここでは、見直す際の注意点を確認していきたいと思います。

保険の切り替えをする際の注意点

1. 切り替えの順番

切り替えの際ですが、保険の空白期間を作らないようにしなければなりません。

必ず、見直す先の保険手続きを行い、審査が通ってから、現在の契約を解約するようにしましょう。

保険を申込んだだけで、安心して現在の契約を解約したら、審査でダメになり、新しい保険に入れない、なんてことになったら大変です。一度解約した保険は元に戻せません。

2. 主契約と特約内容の確認

主契約を解約すると、特約もすべて消滅してしまいます。一度解約したら契約を戻すことは出来ません。

残しておきたい特約があるときには、主契約も残す必要がありますので、主契約を減額するなど、調整しましょう。

3. 支払保険料に対する目減り

特に積立機能のある終身保険、養老保険、個人年金保険などを切り替える場合、解約返戻金が支払保険料総額より目減りしてしまうことがあります。

・契約後短期間で解約されたときの解約返戻金はまったくないか、あってもごくわずかな場合があります。
・低解約返戻金型の保険契約においては、低解約返戻金期間は、解約返戻金が抑えられています。

4. 外貨建て保険

外貨建ての場合、為替レートの影響や市場価格調整、または契約して間もないと解約による控除が発生する場合がありますので、注意してください。

5. 予定利率の確認

予定利率という保険料などを決めるための料率にも注意しましょう。

一般的にいわゆるバブル期と言われる好景気の保険の方が料率が高く、保険料や解約返戻率などで優位なことが多くあります。

世の中で「お宝保険」と呼ばれているような、解約すべきでない保険契約もありますので、この点も確認してみてください。

保険料を減額する際の注意点

減額して見直すケースで起こり得る問題は、保険料ありきで減額してしまうケースです。

月額20,000円の保険料を15,000円まで下げたいと予算から決めて減額したことで、保障が足りなくなってしまったら、これも本末転倒です。

前段でも申しましたが、加入の目的は何なのか? 切り替え後も目的を果たしているかが大切です。

まとめ

今回は、生命保険の見直しについて見てきました。
生命保険の見直しを軽く考える方もいらっしゃいますが、ご自身や家族を経済的に守るためのものにも、万が一の場合に役に立たない見直しでは意味がありません。

自分だけで十分な判断が出来ないと感じたときには、是非、専門家へも相談し、経済的な安心を得るようにしてください。

プロフェッショナルの
ファイナンシャル・プランナーに

無料保険相談!
ほけんペディアを運営する、アイ・ティ・コンサルティング(ITC)は、
国家資格をもった50名以上のファイナンシャルプランナーで構成する保険技術者集団であり、
ファイナンシャルコンサルティングを基本手法とする独立系保険代理店です。
保険のことでお困りのことがありましたら、
お気軽にご相談ください。
×