不眠症とは
不眠症とは、睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気だそうです。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
そのタイプは、4つに分けられます。
入眠障害
眠りにつくのに30分~1時間以上かかり、苦痛と感じる状態
中途覚醒
眠りが浅く睡眠中に何度も目が覚め、その後なかなか寝つけない状態
早朝覚醒
希望する起床時間より2時間以上早く目覚めてしまう状態
熟眠障害
睡眠時間は十分なのに、ぐっすり眠れたという満足感(休養感)が得られない状態
なんだか、いくつも心当たりがあるような。
という方も多くいらっしゃるかと思いますが、
問題は・・・
「日中に不調が出現してしまう」
不眠自体が悪いわけではないようです。
ですから、「若い頃はもっと眠れたのに」は禁物だそうですよ。
眠りが浅く感じられても昼間の生活に支障がなければ不眠症とは診断されません。
睡眠時間が短いことや目覚め回数にこだわりすぎないことが大事ですね。
不眠の原因の一つ、睡眠時無呼吸症候群
眠り出すと呼吸が止まってしまうため、過眠や高血圧などを引き起こす病気。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、すぐに治療が必要です。
ひどいイビキ、睡眠中の呼吸停止がある場合には速やかに専門の医療機関で検査・治療を受けることが大切とのことです。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-026.html
不眠症でも入れる生命保険はある?
睡眠時無呼吸症候群の方でシーパップ(CPAP)療法(※1)治療をされている方などは計測データを添付することで保険加入時の引受条件が緩和されたりするケースもあります。
(※1)CPAP療法とは・・・
睡眠時無呼吸症候群の治療のひとつで、気道閉塞の度合いに合わせた圧力をかけた空気を鼻マスクによって鼻から気道へ送ります。
このことにより、気道を広げると同時に舌を押し上げて気道を確保し、無呼吸の状態を改善する治療法です。
健康診断や人間ドックなどの結果を保険加入時に提出ください!
各保険会社は総合的に医務査定をした上で引受条件を提示することが多くなってきました。
また、健康診断書以外にも治療を受けているデータや治療内容・処方されている薬名などを合わせて告知することによっても、引受条件が緩和されることもあります。
この記事を書いた人
橘 美穂子(ファイナンシャルプランナー)
1997年大学卒業後、外資系金融機関に新卒入社。契約管理部門から営業部門へ。女性の少ない営業現場で、女性ならではの気配りや丁寧な対応でクライアントから絶大な信頼を得て営業部門初の女性管理職となるも、よりお客様に寄り添ったコンサルティングがしたく2014年に転職し現在。マネーセミナーの講師などもつとめる。■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格