4月は、入学・入社・転勤など新しいステージへと変化があった人も多いことでしょう。
法改正が行われ、成立した法令の効力が認められる最初の日、つまり、施行日ですが、これも4月1日が多いように感じます。
それでは、2023年4月1日に施行された法改正では、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか?
ご紹介させていただきます!
①道路交通法改正
自動運転「レベル4」の解禁
自動運転のレベル4とは?
過疎地域や限定地域などで、一定の特定条件のもと、システムがすべての運転制御を行う。
ただし、システムの継続が困難な場合には、運転者が適切に介入する必要がある。
警視庁_自動運転
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/selfdriving/index.html
わたしたちの生活への影響は?
自動運転技術で自律移動可能なロボットが、荷物を入れるボックスを搭載し、宅配サービスをしてくれる?
ロボットと人が助け合う社会がもうそこまで来ていることを感じますね。
CMを目にする方も多いのでは?
日本郵政グループ HPより
新TV-CM「ご近所散歩中・お届けの進化篇」・ゆりやんレトリィバァさん出演
https://www.jpcast.japanpost.jp/2023/02/331.html
②労働基準法改正
月60時間超の時間外労働の割増賃金率の引き上げ
月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が、大企業・中小企業を問わず一律「50%」となります。
厚生労働省中小企業庁
https://www.mhlw.go.jp/content/000930914.pdf
わたしたちの生活への影響は?
この2023年4月1日からの
「中小企業に関しても割増賃金の割合が50%となる」労働基準法の改正に加え
来年、2024年4月1日に施行される
「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制」が運送・物流業界に激震が走ると言われています。
いわゆる「2024年問題」です!!
- 運送・物流会社の売上・利益減少
- ドライバーの収入も減少・・・
- 荷主が支払う運賃の上昇
トラックドライバーの人手不足の深刻化や輸送量の減少が懸念されるでしょう。
益々、自動運転配送ロボットの今後の活躍が期待されますね。
この記事を書いた人
橘 美穂子(ファイナンシャルプランナー)
1997年大学卒業後、外資系金融機関に新卒入社。契約管理部門から営業部門へ。女性の少ない営業現場で、女性ならではの気配りや丁寧な対応でクライアントから絶大な信頼を得て営業部門初の女性管理職となるも、よりお客様に寄り添ったコンサルティングがしたく2014年に転職し現在。マネーセミナーの講師などもつとめる。■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格